青葉哲郎のマーケティングブログ

ロボットは我々の仕事を奪うのか? 3つのユニークなロボットをご紹介!

こんにちは、サイコスの青葉でございます。昨年、NHKスペシャル「マネー・ワールド~資本主義の未来」という番組を視聴したのですが、とても面白かったので、今日はロボットをテーマに書いてみたいと思います。今後、AIやロボットが人間の仕事を担うようになり、私たちは富を生み出せなくなるという時代を迎えそうです。2030年には、現在の仕事の約3割がAIやロボットに置き換わるとも言われています。

◆国内ロボット市場は、約10兆円産業へ

国内ロボット市場は急成長しており、接客、建設、物流、警備、医療、農業など、様々な現場で自律して動くロボットが活躍しています。2020年には2.9兆円、2035年には9.7兆円にまで成長すると予測されています。

参考:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構

◆10年後になくなる仕事、残る仕事?

下の表は、アメリカ労働省のデータに基づいて、702職種が人工知能に置き換えられるかどうかを試算した結果を抜粋したものです。右が90%以上の確率で生き残る仕事、左がなくなると予想されている仕事となっています。

参考:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO89795300X20C15A7000000
   https://www.oxfordmartin.ox.ac.uk/downloads/academic/The_Future_of_Employment.pdf 

代わられると予想されている仕事は、既に機械化が進んでいるように感じます。また、ホワイトカラーの仕事も目立ちますね。

◆再現できるレシピ数は2000種類以上。調理ロボットアーム「Moley」

それではここからは、青葉が面白いと思ったロボットを3機ご紹介していきます。まずは、英ロンドンのロボット企業Moley RoboticsとShadow Roboticsによって共同開発された、自動調理ロボット「Moley」。129個のセンサーと20個のモーターで構成されており、まるで人間と同じような洗練された動作で調理器具を扱います。

「Moley」には、2000種類の食品調理過程がプログラミングされており、ユーザーの指示に応じて、簡単な調理補助から調理全過程までをこなします。また、レシピ検索は、料理時間・カロリー・人数・国などでカテゴライズされているそうです。販売ももう間近に迫っているのだとか。さらに、Moley Robotics社では「Moley」の調理機能に加え、冷蔵庫や食器洗浄機などをロボットに組み合わせ、自動化されたキッチンモデルを提示することを目標としています。

◆プロの指揮者からも大賛辞!ロボット指揮者「YuMi」

スイスの企業「ABB」が手がけた指揮者ロボット「YuMi」。人間と同じく2本の腕を持っていて、小型部品の組み立て作業ができるほど柔軟な動きをします。ちなみに「YuMi」は、「You&Me」の意味。

「YuMi」は、演奏に合わせて指揮棒を振っているのではありません。指揮者アンドレア・コロンビーニの指揮をプログラミングで完全コピーしています。リハーサル時にアンドレアが「YuMi」の腕を抱えて指揮棒を振り、まずは動きを記憶させ、その後、その動きを楽曲とシンクロさせるためにテクニカルチームがプログラムするのだそうです。指揮者アンドレアにも、「指揮の微妙な動きもここまで完璧に再現できるだなんて、以前の私では考えもしませんでした」と言わしめるほど。

◆好みのカクテルをつくる、ロボットアームバーテンダー「Nino」

イタリアを拠点に活動するMakr Shakr社が開発したロボットアームバーテンダー「Nino」。クラウドのデータベースを参照し、10の100乗(1グーゴル)種類のカクテルを作ることができます。

2本のロボットアームにはそれぞれ役割があり、片方が振る、攪拌する、かき混ぜる、といった複雑な動きを担い、もう片方は注いで提供してくれます。注文はアプリからで、お気に入りのスピリッツ、ジュース、ソーダ、ワイン、ビール、ガーニッシュの中からレシピを指定でき、ミリリットルの精度でカクテルを作ってくれます。カクテル作りのステップはインフォグラフィックで表示され、できたカクテルのレシピはシェアできるので、コメントをもらったり評価してもらうことも可能なのだとか。「Nino」は小型のため、さまざまなイベント会場で活躍中なので、思わぬところでお目にかかれるかもしれませんね。

◆まとめ

先日、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が、ロボットに関してこんなことを言っていました。「ロボットは製品やサービスの生産効率を高めるのに有効。だが、ロボットが職場から一方的に人を追い出すのではなく、人は労働時間が減って得られる自由な時間をどう過ごすかが問われる」と。そして「やがて社会は雇用創出を求め、資本財(ロボット)に高い税を課すようになるだろう。ロボットの導入ではなく人間の採用を促すような税制に向かう」と、ロボット税の採用も予測していました。

紹介した優秀なロボットを見ていると、彼らにできないことはないのかもしれない、という気持ちになります。ロボットの普及によって、無くなる仕事も、生まれる仕事もあるでしょう。前向きに考えれば、これまでもそうだったように、人間はより付加価値の高いクリエイティブな仕事を生み出し続けることでしょう。そして、価値を生む時間の使い方を見つけるという新たな課題に、人間は取り組んでいくことになるのでしょう。

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